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BBC/NHK特番「The Beatles Reborn」 [The Beatles]

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CDの発売を控え、BBC制作の特別番組がNHKで放送されました。さて、この広告効果はいくらでしょうか?




イギリス放送後、すぐの放送とのこと、ちゃんと字幕付きでしたから、十分に準備済の放送と言うこと。天下のThe Beatlesとはいえ、公共放送がこんなにも熱心にプロモーションに貢献するのは、どんな編成意図があるのでしょうか。

一般視聴者としては、そんな裏事情はともかく、珍しい素材、知っていてもきれいになった映像、そして発売前の新しいCD音源での放送はありがたいものです。

いちばんの注目は、やっぱり音でしょうか。最初に出て来た「Love Me Do」、シングル・モノ・バージョンですが、これが良かった。ちょっと丸いけどベードラがしっかり鳴り、雑誌などの評判通り、ベースの音とともに向上している印象です。

でも、それに続く曲は感触はいいものの、「Love Me Do」のようないい印象が感じられません。ベードラはやっぱり低めですね。CDは本当にこの程度の音なのかなぁ??? やはり、どうしても聴きたい!というレベルには達しないのであります。その中でもはっきり印象が変わるのは「Revolver」以降。Geoff Emerickの参加が明らかに影響しているのがよく分かります。だから「Paperback Writer」を聴きたかったですが、放送はなし。

興味を惹く音源は、マルチ素材に入っている会話や別テイク。Anthologyなどで既発表のものかもしれませんが、この番組制作、およびBBCのThe Beatles特集ウィークのために多くのマルチ素材音源がBBCに渡されているということになります。これはリマスター作業と全く違う工程なのかな?という憶測も生まれます。

ふと気付いたのは、この映像、ステレオCDに付く特典映像と違うのかぁ? ボックスには全部まとめてDVDに収められるけど、放送はHD。ましてバラ売りのCDのは時代遅れのCDエクストラ。もしも、もしも、ほぼ同じ内容としても放送の方が画質が良いということになってしまうではありませんか。それと放送は4:3のアスペクト比。この時期に16:9でないというのは、放送番組としては不自然です。もちろんほとんどの過去映像は4:3ではありますが。
これ以上の未公開素材がまだまだあるとは考えにくいですが、特典映像は13枚のCDに各5分、つまり65分、共通タイトルなどを除き正味4分とすれば合計52分、フルに収録されていればBBC分の放送時間(約48分)を有に上回ることに鳴りますが、果たしてどうでしょうか? ご覧になったら教えてください。

それとNHKで来週放送の内容。今日の再放送ではなく、完全版という表現。何がちがうの、NHKさん? 本国放送直後の放送なので、てっきり字幕など日本版の編集時間がないため、きちんと編集し直して放送するものとばかり想像していました。今日の放送、どこが不完全だったの? 確かに前振りに付けられた日本編集部分は発売日前を前提とした構成になっているので、同じナレーションでは発売後には放送できません。二度目の放送は時間が10分長いし、何が追加されるのか、発売前に公開できない素材がまだあるのでは?と勘ぐってしまいます。また来週も観なければ(笑)。

映像にはさまざまなレコードの画像が出てきました。かなりオリジナルにこだわって揃えていますが、モノとステレオが統一されず混在しているものが多く、音源が基本的にステレオを使っていたのと統一が取れていませんでした。くるくる回る「The Beatles(White Album)」のレーベルは、モノとステレオが1枚ずつという、おもしろい現象もありました。片方にしか「A E.M.I. Recording」がありませんので、コマ送りで確かめるのも、重箱の隅をつつくお楽しみです。

[追記]
BBCで放送されたのは、現地の9月5日(土)午後10:30からで放送時間は59分。番組名が「
The Beatles on Record」となっているので、同じ番組かどうかが確認できませんが、NHKのウェブには、この番組名が書かれています。ウェブ上で観る限り、16:9です。NHKが来週放送するのは、こっち???
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