NHK 佐野元春「ザ・ソングライターズ」 [TV]
今週と来週は、待望の矢野顕子さん。
私は彼女の熱心なファンでした。過去形、なんですね。分岐点になったのは「GO GIRL」(1999)だったんですが、この作品が話題になって、女性を意識した歌詞だったことが分かりました。だから違和感が出来たのかなぁと何となく納得してしまいました。
彼女の作品は意図とか、作為とか、作り込むとかと無縁で、感性の趣くまま自然と出て来ていると思っていましたが、やっぱりそんな感じ。曲作りの秘訣なんか自覚していないのを、佐野元春がうま〜く引き出します。彼女と対話するのって、ちょっと苦労する感じがするんですよね。
彼女は現在住んでいるニューヨークがお気に入りのようですが、やっぱり移住前と移住後では作風は変わったと思います。正直に言えば移住前の方が好きなのですが、ニューヨークから受けた影響は大きいのでしょうね。人間、歳を重ねれば変化もあります。デビューして30年も経てば、彼女も変わるだろうし、不肖私も変わっているはず。フルタイムで感性が合ったままで持続することは難しいことでしょうね。「GO GIRL」、10年を経て聴き直してみましょう。
- アーティスト: 矢野顕子,一倉宏,ペート・ミン,ジェフ・ゴルブ,ケニー・グリーンバーグ,アンソニー・ジャクソン,クリフ・アーモンド,ショーン・ペルトン,ミヒャエル・スプリッグス,ミヒャエル・ビスチェリア
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 1999/08/04
- メディア: CD
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