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アマルフィ 女神の報酬 [映画]

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フジテレビ開局50周年記念映画です。

テレビ局の開局記念に映画を製作することが恒例になってしまいました。
ちょうど昨日NHK BS2で放送された、同じフジテレビの「南極物語」の歴史的な大成功がきっかけなのですが、映画とテレビの関係を考えると、ちょっと複雑な気持ちです。

「アマルフィ 女神の報酬」は企画先行で、織田裕二を主役にして原作が書かれたオリジナルです。でも、何かムリがあります。基本的なプロットはおもしろいと思うのですが、ストーリーの流れがわざとらしいし、アマルフィという世界遺産の選択理由にも必然性が感じられません。どうしてもアマルフィでロケをしたくて組み込んだのでしょうね。でも肝心のアマルフィの風景が弱い。非常に狭いロケーションなので撮影が難しそう。もっと海岸を写して欲しいのですが、季節が冬ですから人がいない(笑)。やっぱりアマルフィは観光客で賑わう燦々と輝く夏でしょう。もったいないなぁ。ローマの方が印象に残ってしまっては意味がありません。

もう一つの目玉、Sarah Brightmanも疑問。わざわざイギリス人の彼女を選ばなくても無名のイタリア人の方が良かったのでは? 登場シーンの扱いも軽いし、台詞も無いし。映画用の新曲ではなく「Time To Say Goodbye」という10年以上も前の曲というのも疑問。ギャラも高いでしょうに、もったいない。

時間設定は「2009年12月」。そう、今年のクリスマス。洋画ならともかく、真夏に公開する邦画としては極めて不自然です。つまり、年末の「フジテレビ開局50周年記念番組」となるんでしょうね。もしかしてSarah Brightmanのコンサートも行うのでしょうか。

前後してみた「南極物語」。やっぱり泣けます。動物ものには敵いません。確かに古臭いし、画質も良くないですが、魅入ってしまいました。歴代二位の観客動員数は本物です。
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コメント 1

ぷーちゃん

こんにちは〜。
アマルフィ、観に来ましたが
期待せずに行ったので、逆に
そこそこ楽しめました。。。
by ぷーちゃん (2009-08-08 09:09) 

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