「俺のロック・ステディ」花村萬月 [本]
ちょっと読みたい本があって本屋へ出掛けたのですが、探している本は無かったものの、こんな本を見つけました。
名前は知っているものの、彼の著作は一冊も読んだことがありません。でも音楽関係では著作は無かったようで、月刊雑誌に寄稿したコラムを一冊にまとめたこの作品が初めてのようです。専門外の「ファン感覚」が非常におもしろいのです。評論家の解説ではなく、素人の楽しみ方が素直に綴られていて、リズムに注目したロック分析は新鮮だし、独断的な選択は、不快を超越して痛快でもあります。さすが小説家、持論の展開には反感を感じながらも、最後には納得させられます。
また、プロが能書きを述べる高音質と、素人が感じる高音質の解釈のズレが明瞭。「アナログ至上主義」や「高音質CD」に踊らされる現状を痛烈に批判。「MP3の音が悪い? ごもっともでございます」と認めながらも、自身の実用性を優先します。「素人の音楽好き」というポジションに忠実なんですね。同感、同感。
とにかく取り上げる作品の基準が独創的です。プロはもちろん、素人のブログでもなかなか選ばない組み合わせですよ。
もし、以下の組み合わせに共感を感じたら、是非、読んでみてください。もし、組み合わせに違和感を感じたら、やっぱり一度、読んでみてください(笑)。これまでに無かったロック分析と、オーディオの解釈を得ることまちがいなし、と思います。
名前は知っているものの、彼の著作は一冊も読んだことがありません。でも音楽関係では著作は無かったようで、月刊雑誌に寄稿したコラムを一冊にまとめたこの作品が初めてのようです。専門外の「ファン感覚」が非常におもしろいのです。評論家の解説ではなく、素人の楽しみ方が素直に綴られていて、リズムに注目したロック分析は新鮮だし、独断的な選択は、不快を超越して痛快でもあります。さすが小説家、持論の展開には反感を感じながらも、最後には納得させられます。
また、プロが能書きを述べる高音質と、素人が感じる高音質の解釈のズレが明瞭。「アナログ至上主義」や「高音質CD」に踊らされる現状を痛烈に批判。「MP3の音が悪い? ごもっともでございます」と認めながらも、自身の実用性を優先します。「素人の音楽好き」というポジションに忠実なんですね。同感、同感。
とにかく取り上げる作品の基準が独創的です。プロはもちろん、素人のブログでもなかなか選ばない組み合わせですよ。
もし、以下の組み合わせに共感を感じたら、是非、読んでみてください。もし、組み合わせに違和感を感じたら、やっぱり一度、読んでみてください(笑)。これまでに無かったロック分析と、オーディオの解釈を得ることまちがいなし、と思います。
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