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ミック・ジャガーは60歳で何を歌ったか [本]

最近は5.1chのいい音楽ソフトがありません。発売されるすべてを買っている訳でもないし、冨田勲の新作など、興味があってもまだ買っていないものも数枚あります。The Beatlesにも期待していたんですが、少なくとも今年中の発売は無さそうです。いや、もう無理なのかもしれません。

一方、ロック関係の本は毎月のように新作が発売されます。まだまだネタは切れないようです。

ミック・ジャガーは60歳で何を歌ったか (幻冬舎新書)

ミック・ジャガーは60歳で何を歌ったか (幻冬舎新書)

  • 作者: 中山 康樹
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 新書


またまた中山康樹先生が新作を書き上げました。中山康樹先生、最近はジャズやMiles Davisではなく、ロック関係の著作がどんどん出ます。前作のThe Beatlesもそうでしたが、目の付けどころが巧くて、これまであまり取り上げられなかった話題やアーティストを取り上げています。

今回は、ジョン・フォガティ、エリック・バードン、リー・ヘイズルウッド、ディオン、シルヴィー・ヴァルタンですよ。いやぁリー・ヘイズルウッドなんてロックファンは知らないのではないでしょうか。全員60歳以上の方々ですよ。もはやロックは高齢者の音楽か!?

実はいちばん楽しめたのはこのリー・ヘイズルウッドの項でした。シナトラファン、そしてナンシー・シナトラファンであれば重要な関連人物ですが、リアルタイムを知らない私としては実態を知りませんでした。ナンシーにべったりの何となく変なおじさん...でも実力はありそうな...程度の認識でした。彼のキャリアが初めて分かり、かなり嬉しい内容でした。「太陽の彼方」(♪ノッテけ、ノッテけ、ノッテけ、サーフィン〜)は彼のプロデュースだったんですね。

上記のアーティストに少しでも興味がある方は是非お手に取ってみてください。初めて知るお話が満載です。他にミック・ジャガー、ポール.マッカートニー、ロジャー・マッギン、ブライアン・ウィルソン、リンゴ・スター、エルトン・ジョン、アル・ジャーディン、ボブ・ディランの有名どころも登場しています。いちばん若いのが62歳のエルトンです。

最後に感動したフレーズを。

 「好きだ」といえなかったCCR

 荒れ狂う海に漂うコルク(ブライアン・ウィルソン)

 近い過去、遠い未来(ボブ・ディラン)

そうそう、おっしゃる通りです。うまい!
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