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次々に出るビートルズ関連本 [The Beatles]

The Beatles関連の出版物は毎年毎年発売されます。いつまで続くのか、ネタはまだまだ尽きないようです。最近も数冊が発売され、その内の2冊を読んでみました。

ビートルズの謎 (講談社現代新書)

ビートルズの謎 (講談社現代新書)

  • 作者: 中山 康樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/11/19
  • メディア: 新書



ビートルズ カバーソングの聴き方―What are The Beatles made of?

ビートルズ カバーソングの聴き方―What are The Beatles made of?

  • 作者: 恩藏 茂
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本


「ビートルズの謎」の著者は中山康樹。
長年に渡って語られて来た噂や疑問を検証しています。いろいろな証言を探し出し、うまく結論に結びつけています。その内容は、

 レイモンド・ジョーンズは実在したか
 「ブッチャーカヴァー」回収騒動
 「ホワイトアルバム」の限定番号 などなど


結論があるようで事実がはっきりしていない事項です。日本語訳されていない証言をあちらこちらから集めて来ているのはお見事だと思います。導き出された結論には納得させられてしまいます。
中山康樹といえばMiles Davisなんですが、発売中のSwing JournalではMilesの謎解き3本も発表していて、なかなか好調のようです。

「ビートルズ カバーソングの聴き方」は恩藏茂の作品。彼も数冊のThe Beatles関連本を出しています。
The Beatlesがカバーした曲の解説の様だったので今一つの印象でしたが、内容は音楽性の発展やレコーディングの秘密にも進み、これまでにあまり語られていない切り口が特徴です。『Sgt. Pepper's』に至るまでの理論付けは納得されられました。こちらもさまざまな証言をうまく繋ぎ合わせてレコーディング当時の様子を再現していて、断片的だった情報の点と点が一本の線に繋げられています。

どちらも立ち読みで済まされないボリュームですが、一度手に取ってみてください。


ザ・ビートルズ ワークス The Complete BEATLES Chronicle 1957-1970

ザ・ビートルズ ワークス The Complete BEATLES Chronicle 1957-1970

  • 作者: マーク・ルイソン
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2008/11/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


これはレコーディングデータを中心とした日記的なもので、データとしては充実しています。データ量に比例して厚くて重くて、お値段も高め。ちょっと手が出ませんでした。
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