Joni Mitchellもがんばれ! [70年代]
時間があったので、今回のグラミー賞のノミネートを一通り見てみました。
Macca、Boss、Eagles、Steve Vai(ただ今来日中)、Robert Plant! などごひいきの名前もちらほら。
びっくりしたのが「Best Pop Instrumental Performance」に「One Week Last Summer」でJoni Mitchellがノミネートされていました。「Instrumental Performance」えぇぇ!?
引退したはずの彼女が昨年突然カムバックし、リリースした『Shine』は私の2007年、いちばんの収穫でした。
その1曲目に入っているのが「One Week Last Summer」なのですが、最初聞いた時になかなか歌が出てこなくて、まだか、まだか、と待ったものの、そのまま演奏だけで終わってしまったのでした。何と、詩人でもあるJoniが歌っていないのです。これはかなり衝撃でした。この曲で彼女は切れのいいピアノを弾いているのですが、これがグサッ、グサッと来るんですね。1曲目だけ何度もリピートしていた時期もあったり、iPod!にも入れて何度も聴いています。「私は歌だけの女じゃないのよ」ってアピールしているみたいです。
もちろん他の曲も良くって、歌は以前と全然変わらないのに演奏がすこぶる斬新なのです。これは昔から彼女のお得意芸でもありましたが、今回もその能力を十分に発揮しています。5.1chでも出して欲しいなぁ。
大好きなアルバムがノミネートされなかったのは残念ですが、歌の無い曲で受賞すれば、彼女の作曲と演奏力が評価されることになります。受賞して欲しいですね。もし受賞すれば、彼女にとっては6つ目のグラミーになります。うち一つは、『Turbulent Indigo(風のインディゴ 1994)』のBest Pop Vocal Albumと同時受賞だった「Best Album Package賞」なんですけどね。
ちなみにBest Pop Instrumental Performance、それ以外のノミネートは、
Off The Grid / Beastie Boys、Track from: The Mix-Up
Paris Sunrise #7 / Ben Harper & The Innocent Criminals、Track from: Lifeline
Over The Rainbow / Dave Koz、Track from: At The Movies
Simple Pleasures / Spyro Gyra、Track from: Good To Go-Go
...全然知りません(笑)。果たして結果は?
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