Metal Machine Music 4chを聴く [5.1chサラウンド]
一人になれる時間が出来たので、久々に4chを聴いてみました。
何度聴いても何も残らず、何も分からず、また聴かなければいけない、と自分に何かが課せられます。
フィードバックがロックの神髄ではないのか!
avoidance of any type of atonality
いかなる種類の無調整の回避
rock orientation, melodically disguised, i.e. drag
ロックの指針、メロディカルな偽装、つまりドラッグ
など、文学的な表現を用いて、無学のリスナーをさらに混乱させます。
邦題は「無限大の幻覚」。的を得た不思議な日本語です。
ロックの特徴をまとめればこうなるだろう、という問いかけのように感じるのですが、聴くのではなく感じることがロックなのでしょうか?
これは不良品だろう、買って損した、聴いたのは時間の無駄だった、というのが一般的な感想だと思いますが、何らかの疑問が残って消えなかったとしたら、もうここからは離れなくなることでしょう。
無限大の幻覚~メタル・マシーン・ミュージック(紙ジャケット仕様)
- アーティスト: ルー・リード
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2006/08/23
- メディア: CD
これをCDで出すことも凄いのですが、日本では紙ジャケットでも発売。初めて聴いたときの感覚は、一生忘れられないと思います。
これがサラウンドで流布されるのは、果たして正常なのだろうか?
正常でないからロックなのか、反体制にこそロックの本質があるのか、聴き終わった後に何を感じるか、答えは自分で決めるしかありません。それほど危ない「音」です。
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