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もしZappaが生きていれば... [Frank Zappa]

Stanley Clarkeの新作はトリオで、ドラムは盟友のLenny White、だとしたらピアノはChick Corea、となってはRTFとなってしまうのでCoreaに推薦した貰ったのかどうか分かりませんが、Coreaとの共演が評判だった上原ひろみが参加しています。

ジャズ・イン・ザ・ガーデン

ジャズ・イン・ザ・ガーデン

  • アーティスト: スタンリー・クラーク,上原ひろみ,レニー・ホワイト,(日本民謡),Anthony Kiedis,ジョー・ヘンダーソン,チャド・スミス,デューク・エリントン,フランク・チャーチル,マイケル・バルザリー,マイルス・デイヴィス,ラリー・モーレイ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2009/04/15
  • メディア: CD


そのプロモーションで上原ひろみがインタビューを受けているのですが、最後の質問が「一緒にやりたいミュージシャンは?」。巨匠二人の共演直後に大胆な質問をするインタビュアーも恐れ知らずなんですが、その答えが「Frank Zappa」。「やりたいけどもうできない。Zappaはわけがわからないと言われていますが、私にはどれもこれも分かるんです。そうなんだよなって」と即答でした。

そうそう、その通り。素人の私などと次元が違いますが、Zappaを知ってしまうと、それ以外のことがすべて意味をなさなくなる。私の場合、1988年にZappaのコンサートを観て以来、それ以降のコンサートがすべて意味をなさなくなってしまっています。比較に意味は無いと分かりつつも、何を観ても感動しなくなってしまっています。Terry Bozzioが再び来日中ですけどね...。

何が違うのか、と問われても客観的な説明ができないのですが、現代のスタジアム級エンターテインメント・ショーとは違う、数千人の規模で、大型モニターなど無く、バリライトのような派手な照明も無く、ただただ「音楽だけで勝負する姿勢」だと思うのです。見せるのではなく、純粋な音を聞かせる、そんなコンサート、ロックではほとんどお目にかかれません。
発売されたばかりのJeff Beck『Ronie Scott's』のようなライブを「生」で観られればいいのでしょうが。

1988年のZappaのツアーは、彼にとって最後のロックバンド形式のツアーでした。偶然仕事で訪れたストックホルムで観られたのは奇跡であり、運命を感じています。その日は5月1日。あれから早21年が経とうとしています。
fz880501.jpg
これが5月1日のブート。ちゃんと世に出ているのは嬉しいことです。

上原ひろみは最後に「いつか天国に行ったら、まずZappaを探しまわると思う」と答えています。私もいっしょに探したい(笑)。
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