Genesis 1970-1975 Box：サラウンドな音楽生活：SSブログ

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Genesis 1970-1975 Box　[5.1chサラウンド] [編集]

待望のボックスが到着しました。何度も延期されましたが、無事に発売されて何よりです。

平日の夜では大音量で聴くことができる時間が限られるので、１日１枚程度で聴いています。

注目は、やっぱり「羊」です。　
私の場合、聴きたいのは「5.1ch」しかない、といっても過言ではありません。これまでの二箱もほとんど2chは聴いておりません。5.1chを聴くためには、仕様上「SACDの5.1chパート」の方が「DVDの5.1chパート」より優位ですから、SACDの5.1chパートを聴く訳です。DVDの5.1chパートの映像はジャケットをアレンジしたもので、それなりに手は込んでいるものの、オマケ程度のものでした。

ところが、ですよ、今度の「羊」はこれまでのDVDの仕様とは違っていて、写真（三面マルチスライド）とライブ映像＆写真をふんだんに使った、相当に手間ひまをかけた「ライブ仕様」の編集が行われています。もう疑似ライブの世界！です。このスライドは当時使ったものなのでしょうか？　動画の画質は良くないし断片的ではありますが、写真とうま〜く構成してあって、ライブ感覚が十分味わえるようになっています。もちろん音声は5.1chです。
「羊」は絶対にDVDを5.1chで聴かなければいけません。

このボックスシリーズの仕様は三種類あり、

　ユーロ仕様の１　CD(2ch) & SACD(2ch, 5.1ch)　DVD(NTSC) dts 96/24, Dolby Digital
　ユーロ仕様の２　CD(2ch) & SACD(2ch, 5.1ch)　DVD(PAL) dts 96/24, Dolby Digital
　アメリカ仕様　　CD(2ch)　　　　　　　　　　　DVD(NTSC) dts 96/24, Dolby Digital

つまり、「SACDの5.1chが欲しいか」「DVDがNTSCかPALか」を選ぶ訳です。PAL方式は日本で5.1chで観る場合は全く意味がありませんから「ユーロ仕様の２」は無視してください。

最初に書いたように、5.1chが目的であれば「SACDの5.1ch」が音質としては最適ではあるものの、DVDのdtsは「96kHzで24bit」という、圧縮はされているものの高音質仕様である訳だし、中級程度のハードで聴くのであれば十分な内容だと思います。ただしAVアンプやデコーダーが「dts 96kHz/24bit」に対応していなければ下位モードの「dts 44kHzで16bit」に落とされてしまいますが。

今回のPeter期のボックスは、Peterからやり直しの指示が出たため発売が遅れた訳ですが、（全部は聴いていませんが）やり直しただけに非常に充実したサラウンドになっています。じっくりと聴いていきたいものです。

こんなサラウンドが聴けて、ほんとに幸せ。サラウンドに再び光が当たることを祈らずにはいられません。

単体の「羊」の「ユーロ仕様１」DVDはNTSC。