SSブログ

3つめの「クライマーズ・ハイ」 [映画]

吾子さんからもコメントをいただきましたが、やはり原作を読んでみなければと思い、早速買ってきました。

正確には、車で走っていたらリサイクルのチェーン店の前を通ったので、あるかな?と立ち寄ったら運良く見つけたのでした。文庫本で良かったので「横山秀夫」のコーナーを最初に探したら無くて、ハードカバーはどうかな、と探したところ、首尾よく見つかったのでした。従ってやや予算オーバー(笑)。映画公開中でもあり、やや高い設定になっているのかもしれません。

1.jpg読み終わるには4〜5日かかると思いますが、最初の部分、全貌はほぼ知っているのでラストの部分も読んでみると、予想通りNHK版に非常に近い内容でした。ということは、映画のラストシーンは新たに作られたということになります。

原作を読み始めてまだ少しですが、NHK版に近いとはいえ、相違点は既に存在しています。原作が表現も詳細だし設定シーンも多い。でもいいんです。NHK版も良かったし、映画も感動したし、原作も面白そうだし。状況説明や心理描写の表現では、時間の制約とは無関係にいくらでも説明が出来る文章には適いません。映像は自分の理解度とは無関係に流れてどんどん先へ進んでしまいますが、文章は自分のペースで読み進められるし、読み返すことも簡単です。でもそれぞれに楽しめば良いし、いちばん好きなものを選んで楽しめば良いことです。比較も楽しみながら、でもケチを付ける必要はありません。

原作の帯に「男には、乗り越えねばならない山がある」というコピーがあります。
2.jpg
男である私としては、身につまされる言葉です。原作は読み終えていませんが、このテーマをNHK版、映画、それぞれで違う設定で表現しています。最後に公開された映画は、前2つとは違う3つめの方法で表現した、ということです。「テレビドラマの映画化」では何の意味もありません。どれがいちばん心に滲みるかは一人一人の感性であり、自由なのです。素晴らしい作品だと思いますので、どれかを観て感動された方は是非残りの二つもご覧になってください。感動はより深まること、間違いありません。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。