Led ZeppelinがSHM-CDで再登場 [Led Zeppelin]
今週は多くのSHM-CDが発売され、大手の店頭では派手に陳列されていました。今回はベスト物がほとんどですが、気になったのは¥1000で発売されたサンプラーで、お買い得感のある内容でしたから買ってみました。
そんな話題の中、予想ガイのタイトルがSHM-CDで発売されることが分かりました。
SHM-CDはユニバーサルとビクターの共同開発ですから、まさかワーナー系のタイトルがこんなに早く出るとは思っていませんでした。早くても一年後くらいかなぁ...とは推測していましたが。
今回は1994年のマスターをそのまま使用してCDの材料が変わるだけですが、ジャケットは徹底的にオリジナルUK仕様にこだわり、購入意欲をそそります。
さて話題のSHM-CDですが、以前にも書いた時と同じように、今度のサンプラーを聴いてみても決定的な優位性を感じることはできませんでした。ただ、違いがあることは事実で、聴く環境により様々な違いが出るのだと思います。敢えて違いを指摘すれば「粗さ」で、SHM-CDの方が粗さが少ないまろやかな音がしています。ロックのような音だと粗さがいい印象に感じる場合もあるので、どっちがいいか、どっちが好きか、決めるのは難しいです。クラシックやジャズを聴き較べればもう少し違う印象が出るかもしれません。
つまり、SHM-CDの優位性は分かるものの、わざわざSHM-CDを買い直してまで聴く意味はない、というのが私の結論です。
そこに飛び込んで来たのがLed Zeppelin。レコード会社はパッケージを何とも魅力的な仕様で用意し、再度のまとめ買いを煽りますねぇ。おじさんは悩みます。もう騙されないぞ、と思いつつ、確かにパッケージには惹かれるし、でもSHM-CDでは決定的な音の違いは分からないだろうし。レコード会社が本気で高音質音源を販売するつもりがあるのであれば、早く「ロスレス24bit/96kHzの高音質配信」を本格的に始めるべきだと思うのです。なんだかんだ言っても回転系のディスクであればどんなデータであれ、どんな高精度の材質であれ、読取りミスが出るのは避けられない訳ですから。本命は最後の最後、それまではSHM-CDのように小出しにする戦略なのは分かっているものの、それに踊らされるのは我ながら情けないことです。
恐らく、間違いなく、Led ZeppelinのSHM-CDは売れると思います。紙ジャケット化が遅れているThe Beatlesなどもやや割高に価格設定ができるSHM-CDで発売される可能性がありますね。
もう一度、高音質とは何か、自分はどの程度の音質を求めているのか、そして自分の好きな音はどんな音か、自問自答する必要があります。
- アーティスト: オムニバス,ムーディー・ブルース,KISS,スリー・ドッグ・ナイト,レインボー,エルヴィス・コステロ,ザ・スタイル・カウンシル,シェリル・クロウ,エクストリーム,ヴェルヴェット・アンダーグラウンド,ロッド・スチュワート
- 出版社/メーカー: UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M)
- 発売日: 2008/05/28
- メディア: CD
そんな話題の中、予想ガイのタイトルがSHM-CDで発売されることが分かりました。
SHM-CDはユニバーサルとビクターの共同開発ですから、まさかワーナー系のタイトルがこんなに早く出るとは思っていませんでした。早くても一年後くらいかなぁ...とは推測していましたが。
今回は1994年のマスターをそのまま使用してCDの材料が変わるだけですが、ジャケットは徹底的にオリジナルUK仕様にこだわり、購入意欲をそそります。
さて話題のSHM-CDですが、以前にも書いた時と同じように、今度のサンプラーを聴いてみても決定的な優位性を感じることはできませんでした。ただ、違いがあることは事実で、聴く環境により様々な違いが出るのだと思います。敢えて違いを指摘すれば「粗さ」で、SHM-CDの方が粗さが少ないまろやかな音がしています。ロックのような音だと粗さがいい印象に感じる場合もあるので、どっちがいいか、どっちが好きか、決めるのは難しいです。クラシックやジャズを聴き較べればもう少し違う印象が出るかもしれません。
つまり、SHM-CDの優位性は分かるものの、わざわざSHM-CDを買い直してまで聴く意味はない、というのが私の結論です。
そこに飛び込んで来たのがLed Zeppelin。レコード会社はパッケージを何とも魅力的な仕様で用意し、再度のまとめ買いを煽りますねぇ。おじさんは悩みます。もう騙されないぞ、と思いつつ、確かにパッケージには惹かれるし、でもSHM-CDでは決定的な音の違いは分からないだろうし。レコード会社が本気で高音質音源を販売するつもりがあるのであれば、早く「ロスレス24bit/96kHzの高音質配信」を本格的に始めるべきだと思うのです。なんだかんだ言っても回転系のディスクであればどんなデータであれ、どんな高精度の材質であれ、読取りミスが出るのは避けられない訳ですから。本命は最後の最後、それまではSHM-CDのように小出しにする戦略なのは分かっているものの、それに踊らされるのは我ながら情けないことです。
恐らく、間違いなく、Led ZeppelinのSHM-CDは売れると思います。紙ジャケット化が遅れているThe Beatlesなどもやや割高に価格設定ができるSHM-CDで発売される可能性がありますね。
もう一度、高音質とは何か、自分はどの程度の音質を求めているのか、そして自分の好きな音はどんな音か、自問自答する必要があります。
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