映画「ウォーター・ホース」 [映画]
毎週とはいかないまでも、月に2〜3本は「映画館へ行って」映画を観ます。映画ファンという訳ではなかったのですが、LDのサラウンドにかつての4chのおもしろさを思い出されていたのと、運良くシネコンが近くにできたので最初はサラウンドチェックが目的で始まった訳ですが、いつの間にかすっかり習慣になってしまいました。「Star Wars」エピソードIV〜VIさえ映画館では観たことが無く、LDで初めて観たくらいです。バラツキはありますが年に40本くらいは観ている感じです。もちろんLD、今はDVDやBDを自宅で観るのも楽しいのですが、映画館の大きなスクリーンで観るのとは別次元で、映画館通いはまだまだ止められません。
残念ながら1月には映画館へ行けなかったので、今年初めての映画が「ウォーター・ホース」です。
http://www.sonypictures.jp/movies/thewaterhorse/
サラウンドチェックで始めた映画館通いですが、サラウンドがおもしろくない、というか普通になった来たのは1990年代の後半くらいからだったのですが、この「ウォーター・ホース」のサラウンドも普通というか地味です(笑)。全編にわたって音をリアに回すという手法は、やっぱり過剰でもありますので、リアの使いどころはここぞ、というところで効果的に使うくらいです。フロントの左右の広がりも地味になる傾向が続いていて、センター中心の音響設計が多く、私としては寂しいことではあります。
映画の感想。この「ウォーター・ホース」は当然CGなのでしょうが、その精度と実写との合成技術は信じられない完成度です。設定上「水」との合成がたくさんあるのですが、不自然さが全く感じられません。模型も使っているようなシーンもありますが、リアリティの完成度には驚くばかりでした。ここまで来れば映画化できない素材はないのではないか、と恐ろしくなります。
ストーリーは、夢もあり涙もあり、ほほえましさもあり、生まれたばかりの「ウォーター・ホース」はかわいいし、退屈はしない内容でした。舞台がイギリス(正確にはスコットランド)ということもあり、雰囲気がヨーロッパ的でサラウンドも地味すぎるし、イギリス製作かと思っていたら、アメリカ映画だということでちょっと意外でした。主題歌をシニード・オコーナー、挿入曲としてチーフタンズも加わって、より雰囲気を盛り立てています。
[私の評価]
サラウンド ★☆☆☆☆
ストーリー ★★★☆☆
映像 ★★★★★(リアリティの完成度は一見の価値あり)
BD購入期待度 ★☆☆☆☆
来週は「スウィースニー・トッド」を観たいと思います。
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