お見事!Paulの5.1ch [Paul McCartney]
今月は『Help!』に続き、Paul McCartneyのDVDが発売されました。
来週にはLed Zeppelinも控えていて、ロック親父としては嬉しいやら、
財布の中身が心配で恐いやら、複雑な心境です。
でも聴きたい、観たい気持ちは抑えられません。
今日はPaul McCartneyのDVDを早速観ました。いや、聴きました。
私にとっては5.1chがどうなったかが気になります。
いかんせん6時間を超えるボリュームです。はやる気持ちを抑えながら
順番に聴いていくことにします。今日は1枚目、LPだと『Tag Of War』の頃まで。
待望の5.1ch。いやぁぁぁぁ、素晴らしい!!!
すべての音源が新しい5.1chに差し替えられて、見事なサラウンドで生まれ変わりました。
生きていてよかったなぁ、と思います。
好き嫌いはあるとは思いますけれど、いかにも現代的なデジタルらしい音で、
アナログファンには受け入れらないかもしれませんが、
とてもクリアになって楽器一つ一つがクッキリし、重々しくなりました。
センターにはエフェクトのない生の歌声が置かれていて、いっそう引き立ちます。
リアの配置も過剰にはならず、しっかりツボを押さえて、所々に遊びも入れながら
サラウンドの醍醐味を十分発揮しています。
このサラウンドが全曲で聴ける. . . .こんな至福の時間が3時間も続くと思うと
夜中までそのまま聴き続けたかったです。傑作だと思います。
画像の方は、まあオマケみたいなものと思っていましたが、
知らなかった画像も多く十分満足しました。
でも70年代の作品はマスターが見つからなかったのか、ブート並のものも少なくなく、
音の斬新さに比べ、ちょっと違和感があります。
また、このDVDは「16:9」のスクイーズ仕様になっていているため、
4:3あるいはスタンダードサイズだったほとんどの作品の上下が切られています。
現状のAV環境を考えれば納得はするものの、ちょっともったいないです。
でも機械的にカットはしていなくて、できるだけ頭が切れないよう、
微妙に調整している形跡が感じられます。
不思議なのは特典映像で、この中には4:3のままの曲もあるんです。
4:3のままの曲は、上下を切ってしまうと成り立たないんですよ。
16:9にできなかったので「特典映像」として別扱いにしたと思います。
おもしろい演出だと思ったのは、設定通りの曲順だけでなく発表順でも観られるメニューで、
この演出は嬉しいです。私は発表順で観ました。
Led Zeppelinまであと1週間。それまではPaulの「5.1ch」に囲まれたいと思います。
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