SSブログ

『Help!』の5.1ch [The Beatles]

『Help!』のDVDが予定通り発売されました。
5.1chが気になるものの、このご時世、どうしてBD、HD DVDで発売しないのか、
ちょっと買うのに戸惑っていました。
BD、HD DVDで発売されたらまた買わなければいけなくなりそうだし。
Led Zeppelin『The Song Remains The Same』のように、
BDもHD DVDも同時発売してくれると割り切れるんですけどね。

『Help!』のDVD、ものを見ると買ってしまうと思うので、
ショップに近づかないようにするべきなのですが、
それだけのために行かないわけにはいかないし、やっぱり遭遇してしまいました。

特別仕様版は大きい。分厚い本が入っていてずしりと重い。コアなマニアは即買いでしょうが、
さすがに約2万円は私には高過ぎです。US版もほぼ同じ金額でした。
買うなら映像内容も同じの通常盤なんですが、一応5分、迷いました。
結局、買わざるをえない悲しい性です。US版の方が¥1,000ほど安いのですが、
特典映像の字幕が見たいので日本版を買いました。

本編の内容は知っている訳ですから、興味は5.1chのみ。それも楽曲部分。
もともとモノ音源の映画ですから、それ以外はそれなりの効果音扱いでしょう。

------以下はネタばれになりますのでご了承ください。

本編は、メニュー画面はパスしてすぐに始まります。よろしい、よろしい。
パパッと音声モードを2chからdts5.1ch切り換え。
画質はLDよりは上がってはいますが、想像よりも今ひとつ物足りない。
やっぱりBDにしなければ35mmのレベルには届かない感じ。
とはいえ、私のお粗末な視聴環境で結論は出せません。あくまでも私感です。

そして、いよいよ「Help!」が始まりました。
。。。。。違う!明らかに違います。
迫力が増し、楽器の分離がハッキリ。特にベースがグングン響きます。
イントロパートの終り、テーマに入る直前にJohnがGibson J160を
ポンポンとリズムを刻みますが、それがくっきりと聞こえます。
2chだとちょっとだけしか聞こえなかったところです。

Georgeのリードがリアに回って、センターにはボーカルパートが
エコーなしの素のままで入っているのがサラウンドの特徴です。
音楽部分ではLFEをほとんど使っていないので、5.0chですね。
センターは完全なボーカルトラックではなく、ちょこちょこと楽器が混じっているので、
おそらくミックスされていたトラックからボーカルのみを抽出したと思われます。
この素のボーカル、『LOVE』でも同様だったのですが、その生々しさには感動します。
思わず5回、リピートしてしまいました。新たな感動がありました。

他の曲も同様に明らかにパワーアップしていて楽器の分離もきれいです。
センターのボーカルも素の音で入っています。
ただ、サラウンドのおもしろさはほとんどないんですよね。
映画としてのサラウンドも凡庸、というよりもほとんどリアは使っていません。
やっぱりモノ音源の限界かと思います。むやみに使うのよりも正解だと思います。

おもしろかったのは初めて見る特典映像。映画製作の裏話はとても興味深いものでした。
出演者が映画関係者ばかりなので、音楽制作の話はほとんどありません。
5.1ch制作の話も聞きたかったです。

悔しかったのは、やっぱりマスターはHDだったことです。
担当者が制作過程を説明しています。やっぱりなぁ。

BD、HD DVDで発売されるのは1年後、となるのでしょうか。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。