偉大なるFrankはレコード会社も作った [その他]
設立の目的はやはり自由な音楽活動で、それまでのCapitolとの考え方の違いがSinatraを動かしました。Sinatra一家のDean Martin、Sammy Davis Jr. を始め、 Arlo Guthrie、Neil Young、Joni Mitchell、Ry Cooder、Fleetwwod Macなどに加え、Kinks、Jimi Hendrix、T-Rex、Pentagleなどイギリスのアーティストを盛んにアメリカに紹介しています。
Frank Zappaも自身のレコード会社Bizarreを設立しました(ちなみにAppleとほぼ同時期)が、その配給をRepriseに委託したのは、二人のFrankを結びつけた不思議な巡り合わせでした。
SinatraはThe Beatlesなど、自分の地位を危うくする様な、いわゆるロック系を嫌っていたと言われるのですが、どうしてこれほど多くのロックアーティストがRepriseから発売されたのか???
やさしく歌って Killing Me Softly With His Song [その他]
さて先日の「Song To Soul(BS-i)」ではこの「やさしく歌って」が取り上げられました。曲は知っているものの、特別な思い入れはなかったし、オリンピックの野球がまだ始まらなかったので、軽い気持ちで観たのでした。
後日談いろいろ [その他]
初めて「放送」で観ることができました。画質は......こんなもんなんですね。もう少し良くなるのかと期待したんですが。いわゆる「完全版」ではないので曲数も少ないし消化不良の結果でした。
小説「クライマーズ・ハイ」
やっと読み終わりました。いやいや感動のお話でした。テレビドラマ、映画にはない設定や表現がたくさんあり、充実した満足感に浸っています。これは3つとも観る(読む)べきです。横山秀夫の作品は、原作を読むこと無く映画(半落ち、出口のない海)ばかりを観てきましたが、時間があれば少しずつ原作も読んでみたいと思います。
映画「崖の上のポニョ」
話題に乗り遅れないよう、お子様に混じり観ました。相当ガッカリ。ストーリーが全然つまらない。子供に楽しめるのでしょうか。絵はとても味がある、手描きが生きたアニメでほのぼのとしました。あと、声のキャスティングが???。山口智子、所ジョージ、矢野顕子、長嶋一茂など個性が全然生きていませんでした。ガックシです。
最近はサラウンドの話題がないです。
デジタル放送で音楽ライブ、野球、サッカーなどスポーツ番組がサラウンドで放送されるのは非常に嬉しいですし、臨場感がより高まります。ただ取り立てて評価するまではなく、ごくごく自然なサラウンドです。
5.1chではありませんが、NHK大河ドラマ「篤姫」の音声は凝った内容です。Pro Logic II で聴くと臨場感のあるサラウンドで楽しめます。重低音の使い方も心得ていて、およそテレビの音とは思えない重低音がちりばめられて効果的です。美術に凝った映像はHDの特徴を最大限に生かしていますから、音声も次作位からは本格的な5.1chで制作してもらうと言うことなしですが。
期待しているのはGenesisのボックスシリーズの最後、Peter Gabriel期の5作品。10月頃に発売予定です。これに期待しているファンは多いことでしょう。予定通りに発売されることを祈ります。
The Who 来日決定 [その他]
噂は聞いていたものの、早くも告知リーフが配布されました。
11月14日 横浜アリーナ すべてS席:¥12,000 A席:¥11,000
11月16日 さいたまスーパーアリーナ
11月17日 日本武道館
リーフにはありませんが、11月13日が大阪城ホールで初日とのことです。招聘はウドー。
今度こそ待望の「単独公演」が実現します。
さて、来日記念で「SHM-CD 紙ジャケット仕様」が再発売されるのでしょうか?
新世代DVD規格、遂に決着 [その他]
2月16日の夜、マスコミから入って来た「東芝、HD DVD事業から撤退」というニュースは、予想していたとはいえショックでした。
私なりにBDとHD DVDの比較をやってみた結果ですが、画質では若干HD DVDが上に感じられました。あくまでもどちらか選べといわれれば、という条件です。でも実用上の差は無いに等しいと感じていました。一方製造コストはHD DVDが安いはずですが、ソフトを同時発売するとしたら販売価格に差が出るのは考えられませんでした。ただし、録画用の生ディスクには差が出てしまう。従って総合的に比較すれば、規格としてはHD DVDが有利だろうと予想していました。BDが有利なのは記録容量の大きさしかないと。
でも、私はBDを選ぶことにしました。ポイントは規格とは関係なく、機器の操作性です。
新世代DVD規格に関係ないとしても、東芝のDVD機器とソニー、松下、パイオニアのDVD機器の操作性を比べれば、明らかに東芝が使いにくいのです。記録方式がデジタルになると、それまでのアナログ方式機器に比べると様々な違和感を感じるようになり、メーカーによっても大きく異なるようになりました。操作が複雑になったことも要因です。もし、東芝がこれまでの不評を払拭する操作性を重視した機器を発売していたら、私はHD DVDを選ぶ可能性がありました。でも、私は一台も東芝製の映像機器、音響機器を買ったことはありませんでした。買う気にさせられるものはなかったということです。東芝に対して機器に対する興味も信頼性が無かったことは事実です。
正直、BDとHD DVD、規格はどちらでもよくて、ただし東芝の機器だけは使いたくなかっただけでした。HD DVDが勝ち残ったとしたら当然ソニーも松下もパイオニアも対応機器を発売せざるを得ませんから、それを買えばいいと考えていました。かつてビデオテープの規格抗争の破れたソニーが発売した、VHS機器の機能の高さはメーカーの技術力と販売力の違いを実証したものだと考えています。
昨年末からBDの優勢は顕著になりましたが、普及率一桁の状況でシェアを評価するのはナンセンスであり、勝負はこれからといっていた東芝が、「ワーナーがBDを支持」というニュースによって、これほどあっけなく敗北宣言出すとは想像もしていませんでした。HD DVDを買ってしまった方々にはお気の毒としか言いようがありません。東芝の損害も大きいでしょうが、総出荷100万台といわれる消費者の損害はいつも無視されてしまうのは残念です。
残る関心は、HD DVDを採用しているユニバーサルの動向です。HD DVDのみの発売だった映画もそうですが、EaglesやMoody Bluesのライブ作品もBDでも発売して欲しいです。実はこれが本音なのですけど。
ともあれ規格争いが終結したことは非常に嬉しいことです。
43年ぶりの快挙 [その他]
第50回グラミー賞「最優秀アルバム賞」はHerbie Hancock『River: The Joni Letters(ジョニ・ミッチェルへのオマージュ) 』でした。若い層にとっては意外な受賞なのかもしれませんが、50歳位以上の人には感動の受賞だったことと思います。私も嬉しい!
- アーティスト: ハービー・ハンコック, レナード・コーエン, ノラ・ジョーンズ, ティナ・ターナー, コリーヌ・ベイリー・レイ, ジョニ・ミッチェル, ルシアーナ・ソウザ, ウェイン・ショーター, リオーネル・ルエケ, デイヴ・ホランド, ヴィニー・カリウタ
- 出版社/メーカー: UNIVERSAL CLASSICS(P)(M)
- 発売日: 2007/09/19
- メディア: CD
決定の瞬間と受賞のコメントを観たのですが、百戦錬磨のHerbie Hancockがガチガチにあがっていて、受賞の重さがヒシヒシと伝わってきました。ほんとうにおめでとう! 「最優秀アルバム賞」でジャズ作品がこの前に受賞したのは何だったのか全然思いつかなかったのですが、調べてみると43年前の1965年、第7回のこのアルバム以来という快挙でした。
- アーティスト: スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト, アストラッド・ジルベルト, アントニオ・カルロス・ジョビン, トミー・ウィリアムス, ミルトン・バナナ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2007/11/21
- メディア: CD
思い出せない訳です、昔過ぎて。「最優秀レコード賞」も同アルバムからの「イパネマの娘」で、空前のボサノバブームだったのでした。他に2部門も受賞。ちなみに「最優秀新人賞」と「最優秀ボーカルグループ賞」2部門をThe Beatlesが受賞しています。凄い時代だったことが分かります。
授賞式を観ながらJoni Mitchellの登場を期待したのですが、残念ながら姿を見ることはできませんでした(前の夫は登壇しましたが)。昨年まで引退状態だった彼女でしたが、自身のアルバムを発表して活動を再開し、すぐにグラミー賞を穫るなんて、やっぱり大物です。運も強いです。今後の活躍にますます期待せずにいられません。
Joni、Herbie、おめでとう!