ザ・ビートルズ全曲バイブル 公式録音全213曲完全ガイド [The Beatles]
こういう本って、悩みます。
欲しいのは欲しいですが、何度も読むものではないし。資料としては持っておきたいけど、値段は安くないし。
中を読んでみて買うかどうか決めようと思ったのですが、内容は膨大。おまけに重いし(笑)。とうとう持ち堪えられずに買ってしまいました。
やはり内容の濃い、盛りだくさんの内容です。これまでに発行されている「Complete Recording Sessions」「George Martinの耳」「Geoff Emerickの真実」を総合的にまとめ、新たにレコーディング過程やトラック割当を推測したり、各種レコード、CDの波形を比較したり、画期的な一冊になっております。
各種ジャケットの紹介に続き、全213曲の解説、分析が、レコーディング順に並びます。波形の分析、時間の計測など、凄いなぁと感心してしまいます。2009リマスターまで分析しているので約2ヶ月しか時間がなかったそうで、凄まじい作業だったことでしょう。
私にはもちろんできないことですが、やってみたいとも思いませんから、情報としては嬉しいです。でも30mm秒遅れているとか、秒単位で修正してあるとか、それはそれは細かい検証で、そこまで必要か?と感じてしまいます。やるなら徹底的に、という意気込みには感服するんですけど、へぇ〜そうなんだ…、で私の中では終わるものの方が圧倒的に多いのも現実です。
もちろん何曲かは気になる記述もあります。確かめる時はiTunesって便利ですね。曲がすぐ出せます。「30mm秒遅れてる」といえば確かにそんな気がするし、秒単位の修正も「確かに」その通り。一度確かめたらおしまいですが。
惜しむらくは、5.1ch音源が対象になっていないこと。無理か(笑)。「Eleanor Rigby」「Strawberry Fields Foever」「A Day In The Life」「I Am The Walrus」など、編集が複雑な曲ほど5.1chの完成度が高いので、分析を加えれば完璧なのに…と悔しがるのは私だけですね。
分析が正確なので数々のミスの指摘も多く、2009リマスターが完璧ではなかったことも明らかにしているところは潔い方針です。ちなみに音質の良し悪し、印象には全く触れていません。これは画期的です。だから1987旧CDと2009リマスターのどちらがいいか、という比較は一切ありません。
気になったのは「バイブル」という表記。
これはちょっと意味が違うと思います。「ディクショナリー」とか「エンサイクロペディア」の方が合っていると思います。英題に「Bible」は使っていません。なぜ使い分けたのでしょうか?
ボリュームが多いのでまだ途中ですが、私個人にとって重要な情報はまだ出て来ておりません。こうなることが予想されたので買うのを迷った訳ですが、買ってしまったのですから、ゆっくり読み進めようと思います。
sowhatさん同様、私も買おうかどうか迷ってる本です
でも、迷ってるってことは買うのかな・・・
年末年始の休日で、読む時間はたんまりあるし
by HIKKY (2009-12-16 21:00)
HIKKYさん
こんばんは。
迷いますよねぇ。やっぱり金額が高いし。
でも内容は文句ないし、金額分の価値はあると思います。
一曲一曲聴きながら確かめるのは楽しいですよ。
それと今日、Paulのライブを買ってしまいました。これも迷いました(笑)。
さすがPaul、でした。参りました。
by sowhat (2009-12-16 22:13)