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訃報 [70年代]

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あまりお顔はお馴染みではないと思いますが、私にとっては忘れられないお二人の訃報が続けて入って来ました。

左の方がEric Woolfson(エリック・ウールフソン)さん、右の方が天井邦夫さんです。

03.jpgEric Woolfsonさん(右)はAlan Parsons Project(APP)のメンバー、といってもAlan Parsons(左)と二人だけのグループ。Parsonsの知名度に隠れて裏方に徹していた感じでした。ご存知の通りAPPは世界的にヒットを連発した訳ですが、グループが解消されParsonsのソロになりましたが、APPの頃の輝きは無くなってしまいました。APPは実質Parsonsのソロというイメージでしたが、曲はWoolfsonとParsonsの共作で、役割分担は分かりませんが、Parsonsのソロ作品を聴くと、Woolfsonなくして成立しないことが明らかになってしまいました。初期の頃はほとんどフロントに出て来なかったWoolfsonでしたが、ヴォーカルを担当した「Time」のヒット以降、「Eye In The Sky」「Don't Answer Me」など主要ヒット曲でもヴォーカルを担当しています。技巧派ではありませんが、訥々と囁くような声が印象的でした。




06.jpgもうひと方は天井邦夫さん。私にとっては「あまい・くにお」、「あまちゃん」です。
ニッポン放送「オール・ナイト・ニッポン」の70年代全盛期を支えた一人。音楽情報の多くをこの深夜放送から教えてもらいました。中でも好きだったのが「あまちゃん」でした。特別の理由がある訳ではありませんが、彼の何とも甘ったるい声が好きでした。だから名前は「甘井」だと信じておりました。
放送時は祥子さんと結婚した直後で、頻繁に「うちのさちこがねぇ…」てのろけていたんですが、そのほのぼのした語り口がこれまたよかったんです。喪主をご長男が務められるようですので、祥子さんはもうお亡くなりになっていたのでしょう。

下の写真はライブドア問題で世間を騒がせていた頃のニッポン放送の社長と副社長。右の白髪の方が天井副社長。カメちゃんが社長になった時も驚きでしたが、あまちゃんが副社長だったのも驚きでした。私にとってはシュワちゃんがカリフォルニア州知事になったよりも衝撃でした。





allnight.jpg当時の放送を録音したテープはもう残っていませんが、幸運にも2組のLPを聴くことができます。ニッポン放送が作ったキャニオンレコードだからこその企画だったかもしれませんが、当時の深夜番組の人気は凄まじかったです。落合恵子、土居まさる、野沢那智、白石冬美など多くの人気パーソナリティーがいましたが、あっ、みのもんたもそうでした。1970年12月の発売。久しぶりに聴いてみましょう。
*右上から時計回りに、哲っちゃん(今仁哲夫)、アンコー(斉藤安広)、ヒデ坊(高嶋秀武)、カメ(亀淵昭信)、あまちゃん、糸井五郎、「最強の6人」です。

2枚目の『海賊放送局/ビバ栗毛』には、あまちゃんと哲っちゃんが1971年に自動車で全国一周をし、私の街にも来た時の録音と写真も入っています。当時は中学1年。運良く自宅から10分のところで公開録音が行われたので部活をサボって駆けつけました。いろいろなことを思い出します。こちらは2枚組。こんなレコードを立て続けに出していたのです。(3枚目はなかったと思いますが…)

新しい音楽はラジオに教えてもらう、ヒット曲はラジオから生まれる、という時代でした。

お二人のご冥福をお祈りいたします。合掌。
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なおっち

こんばんは。
ウルフソンお亡くなりになられたんですね。。
私アランパーソンズプロジェクト大好きでしたので残念です(泣)
これからイチバン大好きな「Eye In The Sky」聴こうと思います。
ご冥福をお祈りいたします。合掌。。
by なおっち (2009-12-05 23:26) 

sowhat

本当に残念ですね。
全然目立たなかったので不思議な人でした。
曲によってヴォーカリストを変えるのがAPPの特徴。
でもWoolfsonが歌った「Eye In The Sky」はAPP最大のヒット曲。
本当に忘れられない曲です。
by sowhat (2009-12-06 01:01) 

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天井邦夫の親戚の者です。生前にご愛顧いただき、本人も喜んでいると存じます。
邦夫の妻の祥子のことです。この記事が書かれてから7年経っておりますが、今も元気に暮らしております。
by お名前(必須) (2016-07-18 20:08) 

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