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沈まぬ太陽 [映画]

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やっと観てきました。
時間が長いので開始時刻がちょっとイレギュラーで、ちょっと面倒でした。ただ、長いという感じはなく、一気に観た、3時間20分でした。分けなかったのは正解です。

画像は閣議のシーン。政界の内幕も露にされています。どこまでが事実なのか、創作なのか。日本航空も黙っていたくはないでしょうが、昔のこととはいえ、自由民主党もいい気持ちはしないでしょう。

映画としてはとても楽しめる、考えさせられる、重厚で豪華な作品でした。

ただ、ただ、事実と創作の境が無いため、もどかしさが残ります。やはり「御巣鷹山」も名称を変えるべきでした。「御巣鷹山」だけが純然たるノンフィクションなので、混乱と誤解を大きくしていると思います。

何の予備知識もなければ「日本航空」に対する考え方は悪くなるだけです。すべてが事実ではない、ということだけは理解して欲しいと思います。別に日本航空に肩入れするつもりもありませんが、創作が多いことが事実です。だから「フィクション」なのでしょうが……。

映画の広告に中曽根元首相のコメントがあったのでちょっとビックリ。映画では利根川首相(加藤剛)のモデルなんですが、よくコメントを取ったし、答えたと思いました。コメントは当たり障りの無いものでしたが、本音はどうだったのでしょうか。

サラウンドは派手に使われています。ジェット機、ヘリコプター、ハンティング、お約束のように出てきます。その轟音と迫力に文句はありません。でも本当にサラウンドで聴かせて欲しいのは、静寂なんです。空気なんですね。何百と並べられたご遺体の棺桶のシーン。事故の悲惨さをいちばん感じるシーンですが、ここの音をサラウンドで表現して欲しかった。感情の高ぶり、深み、混乱など、本来の映画音楽が表現していた感情表現にもっと力を入れて欲しいと思います。でも数シーンで主人公の心情を表すいいサラウンドもありました。

でもラストの歌なんか、不要だと思います。せめて日本語で歌うべき。何で英語なのか?
最後でガックリ。
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