Minnie Riperton「Lovin' You」 [TV]
計らずもThe Beatlesに振り回された今週でしたが、その中で一つの名曲が放送されていました。
The Beatlesばかり聴いていた耳には、何ともやさしく響きます。
1975年の全米一位の大ヒット曲。当時はレコードの解説くらいしか情報がなく、ヒット前の彼女はあまり知らなかったのですが、不幸なことに1979年にガンで若くして亡くなったため、その後に知ることの方が多く、早すぎる死が本当に悔やまれます。
番組では夫でありプロデューサであったRichard Rudolph(リチャード・ルドルフ)が当時のことを詳しく語ってくれます。聴けば聴くほど曲の素晴らしさと家族の愛がヒシヒシと伝わり、本当に若い命を奪ったガンを恨めしく思います。
全米一位のこの曲、シングル・カットの承認が全然下りず、彼女が粘り強く交渉し、やっとのことで発売に至ったそうです。レコード会社Epicが反対した理由が、ロックの時代なのにドラムとベースが入っていないから、という何ともご立派な考え方だったそうです。結果として非常に稀な、「ドラムとベースが入っていない全米一位の曲」となっています。
Stevie Wonderのバック・アップはよく知られていますが、私が知る以上に協力していてことが分かったのも嬉しかったし、彼女の臨終にも立ち会っていたそうで、その友情の強さが感じられました。
番組の最後には彼女が歌う映像が出てきました。初めて観た動くMinnie!本当に泣けてくる…。
探すとちゃんとYouTubeにあるんですね。
これが放送と同じものですが、他にもあって、インターネットって本当にありがたいものです。
「Lovin' you」が入ってるLP「Perfect Angel」にはSQの4chがあります。SEの小鳥のさえずりが気持ちのいいサラウンドです。5.1chで出して欲しい一枚です。
2009-09-12 16:57
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「Lovin' you」、これは名曲です。
いろんな方が、取り上げてますよね。
by ぷーちゃん (2009-09-12 21:44)
カバーが多いのは名曲の証拠。
でも、この曲の場合、
どうしても原曲に似てしまうのが多いです。
それでも歌いたくなる、名曲なんだと思います。
by sowhat (2009-09-13 00:32)