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村上春樹の新作長編小説「1Q84」 [本]

「初版」という言葉には、弱い。非常に弱いのです。

村上春樹の新作長編小説「1Q84」は29日の発売前に各5万部の増刷を決めたそうです。初版部数は1巻が20万部、2巻が18万部。

レコードの初版にも弱いですが、書籍の初版にもこだわりがあり、買う時には初版かどうか、必ずチェックしてしまいます。レコードと違って、書籍ははっきりと日付が表示してあるので潔いです。発売後、しばらくして話題になると増版になっている場合が多く、その時は意地になって初版を探しまわったことがかなりありました。以前は文庫は絶対に買わず、必ずハードカバーの初版を買い続けていたんですが、最近は文庫がほとんど。理由は、ハードカバーは電車の中では読みにくいから、です。初版を買うのは、愛する筒井康隆先生のみになってしまいました。

確かに30年くらい前までは書籍の初版は売却する時に有利だったのですが、今ではほとんど意味がないそうで、以前、引っ越しの時に処分した時も初版の価値はありませんでした。「Dr. スランプ」や「ドラゴンボール」は全巻初版だったし、「ゴルゴ13」も70号以降はほとんど初版だったんですけどねぇ。

さて「1Q84」、どうしましょうか(笑)。

同じ村上春樹の「ノルウェイの森」が映画化が決まっています。来年公開予定なのでそろそろ本を読み直そうと思って当時買ったハードカバーを引っ張り出してみましたが、上下どちらも初版の一ヶ月後の「第三版」(笑)。
01.jpg
話題になった後に買ったんでしょうね、初版を買い損ねておりますが、「第三版」のこの帯は初版と同じなのでしょうか(笑)。処分するんだったら来年の映画公開の頃かな?
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