Led Zeppelin 聴き比べ [Led Zeppelin]
先日、友人が最近手に入れた「お宝」を持って訪ねてきてくれました。
テストプレスとか、wlpとか、ラジオ局用のプロモ・モノとか。かなり高価そうなものばかり。
私が持っているものとあれこれ聴き比べてみたんですが、いろいろ違いがあるもんですね。一人で聴くのと二人で聴くのとではちょっと緊張度も違って、とっても有意義な時間でした。
発売されたばかりのSHM-CDが売れ残りで話題のLed Zeppelinですが、いい機会なので「1st」を聴き比べることにしました。
●UK盤 588 171 ターコイズ マトリクス修正なし
●UK盤 588 171 オレンジ マトリクス修正あり
●US盤 SD8216 PRプレス C/C 手彫り
●US盤 SD8216 RCAプレス? purple/tanレーベル
●JPN盤 SMT1067 日本グラモフォン1st
●JPN盤 MT1067 日本グラモフォン2nd
●JPN盤 P8041A ワーナー 1C1/2A2
整理するとこれだけあったのですが、いちばん印象が良かったのはやっぱり「US盤 SD8216 PRプレス」。「音がいい」というよりも、いちばんロックらしい力強い音でした。「ターコイズ」の繊細さも捨てがたいのですが、総合点では「US盤 SD8216 PRプレス」ですねぇ。
次に話題の最初の紙ジャケットCDとSHM-CDを聴いたのですが、連続して聴くとその違いが明らかで、SHM-CDがいちばん印象がいいですね。「Good Times Bad Times」の最初の音から別次元で、芯が強い。「US盤 SD8216」と比べてもなかなか微妙な違いで、気軽に聴くのであればSHM-CDで問題なし、というのがその日の結論でした。
UKのターコイズの謎はなかなか解けませんが、ロゴの色とレーベルの色はこんな関係です。
「オレンジ」は、UKのオレンジ(右側)とUSのオレンジ(真中)とほぼ同じで、この色に揃えられていると考えられます。ターコイズ(左の上)は日本盤レーベルのターコイズ(左の下)にかなり近い色。このレーベルデザインはUS/Atlanticが1968年頃まで使っていたもので、SD8200番前後から「オレンジ/グリーン」に変更されています。日本グラモフォンは変更することなく契約が切れる1970年まで旧デザインのまま発売を続けました。
この前後のUK盤の状況が詳しく分かりませんが、USではSTEREOに使われた「青系」を使うことなく、MONOに使っていたオレンジ/パープルのまま変更をしていないようです。この頃からMONO盤の発売がされなくなり、US本家ではMONOは「赤系」、STEREOは「青系」と区別されていたのがSTEREO一本に統合され「オレンジ/グリーン」に統一されます。この変更がUKの発売元のPolydorに正確に伝わらなかったのでしょうか。UK/Polydorは「1st」はSTEREOだから「青系」だと思ってジャケットを準備していたら、先に発売されたUS盤は「赤系」を使ってて、追加分からは「赤系」に変更せざるを得なかった、と。レーベルに使われていないターコイズを使うのは、統一感がなく不自然。ロゴがオレンジでレーベルがターコイズの日本グラモフォン盤も不自然な組み合わせです。ロゴのオレンジは変わらなかったものの、初回の帯がターコイズで、2ndでオレンジに変更されたのもUKの混乱と似ています。
この頃UKで発売のものでロゴがカラーのものがあればもう少し詰められそうですが、なかなか目にすることがありません。いずれにせよデザイン変更で混乱していたことは間違いなさそうです。私も混乱しています(笑)。
テストプレスとか、wlpとか、ラジオ局用のプロモ・モノとか。かなり高価そうなものばかり。
私が持っているものとあれこれ聴き比べてみたんですが、いろいろ違いがあるもんですね。一人で聴くのと二人で聴くのとではちょっと緊張度も違って、とっても有意義な時間でした。
発売されたばかりのSHM-CDが売れ残りで話題のLed Zeppelinですが、いい機会なので「1st」を聴き比べることにしました。
●UK盤 588 171 ターコイズ マトリクス修正なし
●UK盤 588 171 オレンジ マトリクス修正あり
●US盤 SD8216 PRプレス C/C 手彫り
●US盤 SD8216 RCAプレス? purple/tanレーベル
●JPN盤 SMT1067 日本グラモフォン1st
●JPN盤 MT1067 日本グラモフォン2nd
●JPN盤 P8041A ワーナー 1C1/2A2
整理するとこれだけあったのですが、いちばん印象が良かったのはやっぱり「US盤 SD8216 PRプレス」。「音がいい」というよりも、いちばんロックらしい力強い音でした。「ターコイズ」の繊細さも捨てがたいのですが、総合点では「US盤 SD8216 PRプレス」ですねぇ。
次に話題の最初の紙ジャケットCDとSHM-CDを聴いたのですが、連続して聴くとその違いが明らかで、SHM-CDがいちばん印象がいいですね。「Good Times Bad Times」の最初の音から別次元で、芯が強い。「US盤 SD8216」と比べてもなかなか微妙な違いで、気軽に聴くのであればSHM-CDで問題なし、というのがその日の結論でした。
UKのターコイズの謎はなかなか解けませんが、ロゴの色とレーベルの色はこんな関係です。
「オレンジ」は、UKのオレンジ(右側)とUSのオレンジ(真中)とほぼ同じで、この色に揃えられていると考えられます。ターコイズ(左の上)は日本盤レーベルのターコイズ(左の下)にかなり近い色。このレーベルデザインはUS/Atlanticが1968年頃まで使っていたもので、SD8200番前後から「オレンジ/グリーン」に変更されています。日本グラモフォンは変更することなく契約が切れる1970年まで旧デザインのまま発売を続けました。
この前後のUK盤の状況が詳しく分かりませんが、USではSTEREOに使われた「青系」を使うことなく、MONOに使っていたオレンジ/パープルのまま変更をしていないようです。この頃からMONO盤の発売がされなくなり、US本家ではMONOは「赤系」、STEREOは「青系」と区別されていたのがSTEREO一本に統合され「オレンジ/グリーン」に統一されます。この変更がUKの発売元のPolydorに正確に伝わらなかったのでしょうか。UK/Polydorは「1st」はSTEREOだから「青系」だと思ってジャケットを準備していたら、先に発売されたUS盤は「赤系」を使ってて、追加分からは「赤系」に変更せざるを得なかった、と。レーベルに使われていないターコイズを使うのは、統一感がなく不自然。ロゴがオレンジでレーベルがターコイズの日本グラモフォン盤も不自然な組み合わせです。ロゴのオレンジは変わらなかったものの、初回の帯がターコイズで、2ndでオレンジに変更されたのもUKの混乱と似ています。
この頃UKで発売のものでロゴがカラーのものがあればもう少し詰められそうですが、なかなか目にすることがありません。いずれにせよデザイン変更で混乱していたことは間違いなさそうです。私も混乱しています(笑)。
2008-10-10 00:28
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