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東京インターナショナルオーディオショウ [オーディオ]

2008TIAS_poster_img.jpg
久しぶりに...十数年ぶりくらいにオーディオの展示会に行ってみました。
出展はほぼ外国製品で、一式1000万円超!のシステムばかり。このショーのいいところは、会社ごとに個室になっていて、いわゆる巨大フロアをブースに分けて「製品展示」する方式ではなく、じっくりと試聴できるのが特徴です。
 
 
いちばん聴いてみたかったのは、JBL「EVEREST DD66000」。先日、本を読んで一度は聴いてみたかったスピーカーです。
dd66000_ph_rw.jpg
自分が好きなように聴き比べができる訳はありませんが、Mark LevinsonのSACDプレイヤーとプリアンプ、パワーアンプを組み合わせたシステムは、当然のことながら極上の音を響かせました。

しかし、デカい! 意外に奥行きは薄いとはいえ、一般的な日本住宅には絶対に馴染めない大きさですね。もちろん私の部屋には無理。それ以前の問題も大きい(笑)。

面白かったのは、日本の販売会社のハーマンも分かっているのか、EVERESTをメインに聴かせてくれず、現実的な「TSシリーズ」という最上級でも一本44万円のトール型を聴かせるんですね。
tsseries_ph.jpg
聴き比べができたんですけど、私の耳には約8倍の価格差は聴き取れませんでした。この大きさであれば日本でもOKでしょう。

他の会社のスピーカーもトール型が多くなりました。ほとんどいってもいいくらい。ウーハーの小型化とマルチ化が進んでいます。音も悪くはありません。100万円を超えるものは少なく、コストパフォーマンスも高くなっているようです。

我がBOSEも出展していてんですが、期待外れ。サラウンドシステムを聴きたかったんですけどね。

この手の展示会では評論家の講演も楽しみです。でも私の興味のあるソースはほぼ聴けそうにないので、ロック系の評論家に的を絞って参加してみました。その結果、いくつか興味あるソースも聴くことができました。The Beatles『LOVE』から「A Day In The Life」(ただし2ch)は、講演者が「Low Fi ですが...」と断りがあったように他のソースに比べると劣ることが明確でした。Richie Lee Jonesの『1st』はやっぱりいい音で鳴りますね。

いちばんの、唯一の収穫?は、The Zombies「ふたりのシーズン」の高音質ステレオバージョンを聴かせてくれた先生がいたこと。狙いはピッタリでした。1200万円くらいのシステムで聴く「ふたりのシーズン」は悪くはないものです。

ハーマン、つまりJBL & Mark Levinsonの講演でZeppelinの話題になったので、EVERESTで聴けるのか!と期待したんですが、「先日聴いたらすごかった」という自慢話だけで終わって残念。
使うソースはほとんどCDで、SACDも少なく、話題のSHM-CDも私が聴いたのは1枚だけでした。
Music Mattersが発売している45RPMのBlue Noteシリーズのプロデューサーの予定外の講演も聴くことができました。このソースは全然聴いていませんが、興味深いリイシューのお話でした。

厳密な聴き方はできなかったものの、久しぶりに高度な音を浴びることができたのは有意義でした。自宅に帰って感じるギャップもなかなかです(笑)。
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