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世紀の大発見。Milesの「枯葉」テイク1 [オーディオ]

Cannonboall Adderleyの『SOMETHIN'ELSE』は、ジャズの傑作を選ぶとすれば必ず選ばれるBLUE NOTEの1枚です。実質的には「Miles Davisの作品」として捉えるのが常識となっています。

サムシン・エルス+1

サムシン・エルス+1

  • アーティスト: キャノンボール・アダレイ,マイルス・デイヴィス,ハンク・ジョーンズ,サム・ジョーンズ,アート・ブレイキー
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2008/03/26
  • メディア: CD


中でも1曲目「枯葉」は、名演中の名演として歴史に名を刻むものです。その「枯葉」に未発表の音源があったのです。
その音源は、[EMIのページ]で、「世紀の発見、世界初公開」として発表されました。

レコード化されたのが「テイク2」であることは知られていたそうですが、「テイク1」の音源は存在していないと言われていたのが、封印を切って公開されたとのことです。

でもこの音源はCD発売せず、ストリーミングのみの公開に留めるとのこと。つまり無料。なかなか粋な公開となりました。
早速アンプに接続して、CDを聴くのと同じ条件で聴いてみました。便利ですよね、すぐ聴けるんですから。5.1chも早くこんな感じで聴ける様になると嬉しいのですが。

さてさて、ストリーミングの音ですが、ガンガン圧縮されているんでしょうけど悪くはないですよ。CDでも存在すれば違いは出るのでしょうが、比較する対象もないし、これはこれでよし。スタジオの雰囲気もよく分かります。
ただ、ちょっとベースが割れ気味だし、約10分の長さは冗長でもあり、もう一度録り直したのも頷けます。でも演奏前の会話(字幕付き)も興味深いし、このテイクがあったからこそ次の「完成型」が生まれたと思うと、歴史的な記録の意味をひしひしと感じます。

この音源が見つかったのは「LAのEMI/CAPITOLの倉庫」だったとのこと。ニューヨークのインディ会社で制作され、紆余曲折を経て西海岸までたどり着いたマスターテープ。アウトテイクまで紛失せず管理保管されていたことに感動を覚えます。素晴らしい財産です。
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