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Absolute Elsewhere『 In Search of Ancient Gods』 [4チャンネル]

全ての4chレコードを集めようとは思わないのですが、まだ数枚、手に入れてみたいものが残っています。その内の1枚、Absolute Elsewhere『In Search of Ancient Gods』(UK Waner K2 56192)が見つかりました。CD-4方式の4ch。数少ないイギリス発売の4chレコードです。Bill Brufordが参加していることが注目されるのですが、当時売れなかったのか、通常2chもなかなかお目にかかることはありません。丸窓付きの特殊ジャケットということもあり、結構良い値段で取引されています。
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4chの存在は知っていたものの、実物に出会ったことがなく、オークションでも1年に1枚出るかどうかという代物でした。出品されてもジャケットの状態が悪かったり、金額が異常に上がったりで手に入らなかったのです。
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今回は運良く即決の出品だったので競うことなく入手できました。ジャケットにちょっと難があるものの、盤はNMでホッとしました。Made In UK となっていますが、盤はドイツプレスで、しっかりMade In Germany と刻印されています。

これは1976年発売で、Bill Brufordの経歴ではKing Crimsonの後、ソロ活動およびUK結成前の時期に当たり、Genesisなどセッションで活動していた時期になると思います。Absolute Elsewhereというのがグループ名ですが、私は全く内容を知りません。Paul Fishmanというキーボード担当が全ての曲を書き、リーダのようです。ちょっと調べてみると日本では『古代宇宙人の謎』という邦題で紙ジャケットでCD化もされていました。

古代宇宙人の謎(紙ジャケット仕様)

古代宇宙人の謎(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ディスク・ユニオン
  • 発売日: 2006/12/08
  • メディア: CD



ということで、Bill Bruford参加という以外私の注目点もないのであまり期待しないで聴いてみました。
内容としては「ちょっと主張するBGM」という感じで、グッと来るものはありませんでした。Brufordらしさもあまり感じられませんでした。

しかし、サラウンドとしては悪くはないんですね。うまく音を散らせて飽きさせない音場になっています。特にBrufordのドラムを全方向に配置していて、タムタム類がリア側に回るようになっているのです。ドラムが広い範囲に広がっているのはとても心地よいですねぇ。2chを知らないので想像するしかないのですが、2chよりダイナミックに聴こえているのではないでしょうか。

ただ、Brufordの出番が少ないんですよ。全編で叩きまくってくれればなぁ...。プレイ自体もかなり地味で、セッションとして割り切っています。とても残念です。またすぐに聴きたい!という感じにはなれませんでした。
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