キャンディーズの4chがSACDマルチに [4チャンネル]
キャンディーズのすべてのLPが紙ジャケット仕様でCD化されることになりました。
何と[Hybrid SACD]仕様というのが注目ですが...。
よく調べてみると、ソニーのページ[こちら]に詳細が紹介されていて、20枚すべてがSACDなのではなく、3枚目の『ヒット全曲集』のみがSACDマルチ仕様とのことでした。この『ヒット全曲集』はSQ方式で、キャンディーズ以外にも山口百恵、南沙織、浅田美代子も同じタイトルでSQでの発売でした。この内、百恵ちゃんのみSACDマルチで発売されていて、恐らく日本人のSQ作品でSACDマルチ化された唯一のものだと思います。
これがキャンディーズですが、同じレイアウトのデザインで、ピンナップが特典でした。
SACDを聴いてみたいなぁ。どうして単品で発売してくれないのでしょうか。この1枚のために¥35,000は辛い...。
実はキャンディーズのSQ、あまりいい出来ではありません。4chで聴く意味、はっきり言えば、ないんです。とりあえず4chにしました、という感じです。悲しいかな、百恵ちゃんのも同様の傾向で、典型的な歌謡曲の範疇を出ていないのです。百恵ちゃんのSACD発売の時は、私のデコードが完全ではなかったのではないのか、という不安もあり、SACDを買って確かめざるを得なかったのですが、結果は同じだったのです。
他のSQ、いちばん良いのは浅田美代子のSQです。なぜか彼女の作品だけサウンドデザインが違っていて、まあまあ楽しめる4chなのです。ただ、全部を通して聴くのには勇気がいります(笑)。
発売は1974年12月。日本での4ch発売のほぼ末期にあたります。いちばん後発で4chに参入したSQを押し進めるソニーの思惑がヒシヒシと感じられますが、翌年にはブームはあっけなく終わってしまいました。方式が統一できなかったことも原因ですが、もっと質のいい作品を制作・発売して、ソフトがハードを引っ張ることができなかったことも普及の妨げだったと思います。
久しぶりにキャンディーズのSQを聴いてみると、サラウンドがどうのという以前に、歌謡曲の録音そのものがまだまだ外国のレベルには達していなかったことがよく分かります。エコーの使い方が大げさで、大きな音で聴くには辛いものがありました。
キャンディーズには『全曲集』というLPが他にも数枚あって、ちょっと混乱させられます。今回の『全曲集』はその中でも最初のもので、大ブレイクする「年下の男の子」以前のもの、つまりスーちゃん時代のベストとなります。スーちゃんファンには堪りません。
何と[Hybrid SACD]仕様というのが注目ですが...。
よく調べてみると、ソニーのページ[こちら]に詳細が紹介されていて、20枚すべてがSACDなのではなく、3枚目の『ヒット全曲集』のみがSACDマルチ仕様とのことでした。この『ヒット全曲集』はSQ方式で、キャンディーズ以外にも山口百恵、南沙織、浅田美代子も同じタイトルでSQでの発売でした。この内、百恵ちゃんのみSACDマルチで発売されていて、恐らく日本人のSQ作品でSACDマルチ化された唯一のものだと思います。
これがキャンディーズですが、同じレイアウトのデザインで、ピンナップが特典でした。
SACDを聴いてみたいなぁ。どうして単品で発売してくれないのでしょうか。この1枚のために¥35,000は辛い...。
実はキャンディーズのSQ、あまりいい出来ではありません。4chで聴く意味、はっきり言えば、ないんです。とりあえず4chにしました、という感じです。悲しいかな、百恵ちゃんのも同様の傾向で、典型的な歌謡曲の範疇を出ていないのです。百恵ちゃんのSACD発売の時は、私のデコードが完全ではなかったのではないのか、という不安もあり、SACDを買って確かめざるを得なかったのですが、結果は同じだったのです。
他のSQ、いちばん良いのは浅田美代子のSQです。なぜか彼女の作品だけサウンドデザインが違っていて、まあまあ楽しめる4chなのです。ただ、全部を通して聴くのには勇気がいります(笑)。
発売は1974年12月。日本での4ch発売のほぼ末期にあたります。いちばん後発で4chに参入したSQを押し進めるソニーの思惑がヒシヒシと感じられますが、翌年にはブームはあっけなく終わってしまいました。方式が統一できなかったことも原因ですが、もっと質のいい作品を制作・発売して、ソフトがハードを引っ張ることができなかったことも普及の妨げだったと思います。
久しぶりにキャンディーズのSQを聴いてみると、サラウンドがどうのという以前に、歌謡曲の録音そのものがまだまだ外国のレベルには達していなかったことがよく分かります。エコーの使い方が大げさで、大きな音で聴くには辛いものがありました。
キャンディーズには『全曲集』というLPが他にも数枚あって、ちょっと混乱させられます。今回の『全曲集』はその中でも最初のもので、大ブレイクする「年下の男の子」以前のもの、つまりスーちゃん時代のベストとなります。スーちゃんファンには堪りません。
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