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Terry Bozzioコンサート [Terry Bozzio]

2007年1月の来日に続き、今回はソロでコンサートが行われました。
私は10月27日の東京公演を観てきました。

写真は主催のAnd Forest様のページhttp://andforest.blogspot.com/のものです。
すごい!すごい!すごい!

でも、これでもTerryのキットとしては最大ではなくて、
もう1ステップ上の「ロック用」のキットもあるんです。
できればそちらを観たかったのですが、今回は「ロック」ではないので、
「ソロドラム」用のこのキットを組んだそうです。

これはかなり前の写真のようですが、現在に至る前のdwじゃないセッティング。

これはTerryの自宅でしょうか?ゴールドディスクが飾ってあります。

さて、コンサートは休憩を挟んで2時間弱。
環境音楽っぽい音源をバックに3曲、それ以外は打楽器のみです。
ひたすら叩くのみ!
打楽器のソロとしては極限のパフォーマンスだったと思います。
とても一人で演奏している音とは思えず、唖然とすること頻りでしたが、
2時間はやっぱり長過ぎましたねぇ。私だけかもしれませんが。

ドラムキットの使い方としては、足でベードラとハイハットを踏んで
リズムトラックを奏で、両手でバリエーションを叩き出します。

これは1月の公演の写真です。ソロではなく、ギターとベースのトリオで、
今回よりちょっとベードラが小さめで数も少なめの「ジャズ用仕様」。
これらのキットでは、通常スティックで叩くハイハットの使い方はしない、
というか、手が届かないので叩けないのです。時々は叩く時もありましたが。
ハイハット5つの内4つは、すべて左足を踏んで音を出していると思います。
スネアの両脇には小さなチャイナがあって、これが通常のハイハットの役割として使われます。
左側の円盤みたいなハイハットは、Terryのお気に入りのREMOのスポーク。
とても通る力強い音で、客席から観ていると、Terryの顔の横で頻繁に動いていました。
つまり通常のハイハットよりもかなり高い位置にセットしてあります。

ベードラは全部で9個。かつてのTerryのベードラに較べると小さい口径を使っています。
とはいえ、強弱にメリハリを利かせて、聴かせどころの轟音連打の迫力は圧倒的だし、
ちゃんとチューニングされているので、使い分けは繊細で、音色も多彩。
足下のペダルはこうなってます。こういうのをチェックしたくなるんですよね。

数えると19個。19個ですよ!この数は驚愕です。踏み間違えそう(笑)。
青いマレットが見えているもの以外はハイハットかリモートペダルなんですが、
ベードラダブルだけではなくハイハットと連動しているものもあります。
音程が違うベードラを使い分けて音階を作ることができるので、
ハイハットを踏みながら足だけでリズムトラックを演奏するんです。
これを2時間近くも踏み続けたということです。何という脚力...。
できることなら足下だけを観ていたかったです。

太鼓の数は、……数えてみてください(笑)。

真ん中のスティックが乗っているのがスネアで、
その両脇にハイハットとして使う小さなチャイナが2枚見えます。
2個あるのは、右手でも左手でも、どっちでも叩けるように。
メロタムには音階が振り分けられていて、音名がヘッドに書かれています。
1月のドラムクリニックに参加した時に分かったのですが、
演奏の前にグロッケンを叩きながらチューニングをするんですよ!5分くらいかけて。
ティムパニーでもあるまいし、ドラマーのチューニングなんて初めて観ました。

シンバルのほとんどはチャイナです。普通のクラッシュはあるのかな?
個人的にはチャイナばっかりは好きではないんですけど。

こんなセッティングで行った訳ですから、ソロドラムとしては究極のプレイで、
両手両足、合計たった4本でやっているとはとても想像できません。
他に真似できる人はいないでしょうし、真似をしようとも思わないことでしょう。

私としてはZAPPAといっしょの頃やUKのプレイが好きなので、
その頃の「単純な」プレイや、もっとダブルのベードラも聴きたかったのですが、
今のTerryの音楽志向とは違うんですよね。
このスタイルを今後も極めていくと思いますが、正直に言えばちょっと辛いかなぁ。

2001年にMissing Personsの再結成コンサートを観たことがあるのですが、
その時の様な8ビートのロックバンド形式のダイナミックなプレイをもう一度観たい!!!!
のが、私の望みです。

アンコールとして「Black Page」をやってくれて、やっぱりいちばん盛り上がりました。
何だかんだいってもTerryには憧れます。
来年の「Zappa Plays Zappa」でも急遽来てくれたら嬉しいのですが、果たして?

KoRnの『Untitled』(邦題:無題)にTerryはゲスト参加しているのですが、
特別版にはレコーディングの様子が観られるメイキングDVDが付いています。
今回とほぼ同じキットを叩くTerryが観られるので貴重です。やっぱりかっこいいです。

Prime Cuts

Prime Cuts

  • アーティスト: Terry Bozzio
  • 出版社/メーカー: Magna Carta
  • 発売日: 2005/02/01
  • メディア: CD


Terry Bozzio: Chamber Works

Terry Bozzio: Chamber Works

  • アーティスト: Arend Liefkes, Erik Winkelmann, Peter Baas, Wilbrand Meischke, Annie Tangberg, Kepa Diego Cortazar, Wim Grin, Christoph May, Jos Beeren, Leo Janssen
  • 出版社/メーカー: Favored Nations
  • 発売日: 2005/09/06
  • メディア: CD


『無題』デラックス・リミテッド・エディション(DVD付)

『無題』デラックス・リミテッド・エディション(DVD付)

  • アーティスト: コーン
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/09/26
  • メディア: CD


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